2005年07月14日/ ニュース

沖縄市戯曲大賞

7月5日付 琉球新報:
第9回沖縄市戯曲大賞 応募締め切り10月10日

 この告知も見逃していて、今日ようやく気付きました。ここのところ時事の話題が多いですね。

 沖縄市文化協会主催、琉球新報社・沖縄市共催の公募です。これはおきなわ文学賞とは違い、全国公募となっています。審査員は、作家の又吉栄喜氏、脚本家の謝名元慶福氏、そして大城貞俊氏。ちなみに大城氏は、こちらの記事でも紹介した小説『山のサバニ』を戯曲化した作品、『山のサバニ~ヤンバル・パルチザン伝~』で、この賞の第1回目の大賞を射止めています。

 他にはどんな受賞作があるんだろう、と思って調べてみると、まとまった情報がなかったので整理してみました。

年度/大賞/佳作
1997 大城貞俊 『山のサバニ~ヤンバル・パルチザン伝~』/上田真弓 『ホエタマカイの夜』
1998 重庄太郎 『流星群の夜』/名護宏英 『プロンプター』
1999 上里和美 『カフェ・ライカム』/?
2000 仲里友豪 『越境者』/?
2001 又吉博美 『太陽のマニマニ』/南原あい 『受き取い清らさ』
2002 伊地知ナナコ 『ジョートーバンチョー』/?
2003 友寄総一浪 『オキナワニフルユキ』/山脇立嗣 『空見つけた』
2004 国吉真治 『沖縄村立・いやし隊』/宮里政充 『ベートーベンによろしく』


 この一覧を見て気づいたのは、全国公募ではあるけれど、受賞者には県出身あるいは県在住の人が多いということでした。題材も沖縄には限定されていませんが、受賞作品を見ると沖縄を題材にしたものが目につきます。やはり、沖縄的な視点や対象がかなり求められているようだと感じました。

 ところで、沖縄の戯曲についていろいろ検索していたら、「Okinawan Theatre」という非常に充実した情報量のサイトを見つけました。沖縄のものに限らず、演劇に関心のある方は必見です!


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Posted by あゆ at 07:00│Comments(0)
 
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