2006年02月20日

トーマ・ヒロコさんにお会いしました

トーマ・ヒロコさんにお会いしました 昨年12月のポエトリーリーディングで初めてお会いした、詩人のトーマ・ヒロコさん。当日は慌しくてゆっくりお話できなかったので、改めて一緒に食事でもということになり、去った土曜日にお会いすることができました。

 少し遅れてしまって、待ち合わせ場所の有楽町駅銀座口に走ると、そこには笑顔のトーマさんが。ポエトリーリーディングの日は髪をきちっと結んで、多少緊張もなさっていた様子でしたが、この日は髪も下ろしてリラックスした雰囲気でした。

 さっそく、お友達の弟さんが務めていらっしゃるというレストランへ。有名なビヤレストランチェーンで、お値段も結構良かったので、散々迷った揚句、2人とも比較的お手頃だったナンカレーを頼みました。ナンがおかわり自由ではなかったので、2人ともカレールーが余ってしまい、「余っちゃいましたね」と苦笑いしつつカレーだけを食べながら話していました。話は「東京で指摘された沖縄独特の言い回し」に始まり、文芸部のこと、「1999」のこと、互いの高校生活など昔のこと、詩の作り方について、昨年末のポエトリーリーディングのことなどに及んで、ナンカレーと水のみで3時間粘ってしまいました。また、『あやはべる』の創刊号と、ご自身のエッセイ集『裏通りを闊歩』を頂けたのも嬉しかったです。

 トーマさんは2005年に、詩集『ラジオをつけない日』で山之口貘賞に応募しています。受賞は残念ながら成りませんでしたが、その際に選考委員の天沢退二郎氏に注目され、新聞紙上でも評されました(トーマさんのサイトで読めます)。トーマさんの詩集について、天沢氏は「意地の悪い作品がならんでいる」と評し、その〈意地の悪さ〉を「貴重な、尊敬すべき資質」としています。「あれはいい評でしたね」と言うと、本当にうれしかった、受賞はできなかったけど、応募しないとあのような評ももらえなかったし、ポエトリーリーディングに出演することもなかった、応募したことで世界が広がった、と感慨深げだったのが印象的でした。

 記念撮影は、このためにちゃんとしたカメラを持っていこうと思っていたのに忘れてしまい、携帯のカメラで店員の方に撮影を頼んでしまいました。なぜかこういうときに携帯だとちょっと恥ずかしいですね。そして「ブログに載せてもいいですか?」と申し出ると、最初は「ええ~」と照れ笑いしていましたが、「でも面白いかも」と了解してくださいました。素敵な方です。

 とても和やかで楽しい時間でした。トーマさんには貴重な休日にお時間を作ってくださって、本当に感謝の至りです。これからも、そのままの自然体で活躍されますように! 次回作が楽しみです。



Posted by あゆ at 13:52│Comments(4)
この記事へのコメント
こちらでは初めまして、です。
本当に載っていますね!!
私は黒い服のために背景と同化してしまっています(笑)
『1999』のこともいつも好意的に紹介して下さり、ありがとうございます。
Posted by トーマ・ヒロコ at 2006年02月20日 23:13
改めまして、ようこそいらっしゃいました。
本当に載せましたが・・・もしや冗談でしたか?!

作品についても、これから予約投稿でどんどん出します。
勝手なことも書いているかもしれませんが、無責任な書き方は
避けようと心がけています。
Posted by あゆ at 2006年02月21日 14:12
いえいえ、冗談じゃないですよ!
それと画像明るくなっていますね。
作者別の感想もアップされ、興味深く読ませてもらっています。
Posted by トーマ・ヒロコ at 2006年02月22日 22:05
よかったです(^-^)
画像、変えてはいませんけど明るくなったように見えますか。
パソコンによっても見え方は違うので、そのせいでしょうか。

感想、量的に暴走気味かもしれません(苦笑)
意味不明なところがあったら指摘してくださいね。
Posted by あゆ at 2006年02月22日 22:58
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。