2人の女性の本

あゆ

2009年05月12日 23:50

 すっかりご無沙汰していました。訪れてくださった方々、待ってくださっていた方々には大変申し訳ないのですが、もう数記事書いてから、当分更新をお休みさせていただこうと思います。あしからずご了承ください・・・。

 沖縄文学の話題を追えなくなって久しいのですが(汗)、近況としては、2人の女性の書いた本を手に入れました。我部政美さんのエッセイ集『ニライカナイから届いた言葉』(講談社)と、トーマ・ヒロコさんの詩集『ひとりカレンダー』(ボーダーインク)です。

我部政美 『ニライカナイから届いた言葉 〈声に出して味わいたいウチナーグチ〉』

 我部さんは、1979年伊平屋島生まれ。東京の大学を卒業後、しばらく東京で活動されていたようですが、現在は沖縄でフリーライターとして活躍中です。

 この本は、著者が沖縄で生活するなかで耳にした言葉と、それにまつわるエピソードを綴ったエッセイ集です。収録されている言葉は、ウチナーグチに限らず、若者のよく使うウチナーグチもどきの言葉や(「ちむい」とか!)、政治家の発言なども。テーマごとに分かれていて読みやすく、くすっと笑ってしまうユーモアも光っています。

 面白いだけでなく、沖縄の抱える問題について考えることも訴えかけるような、切実さのある本。そんな風に感じました。

トーマ・ヒロコ 『ひとりカレンダー』

 このブログではおなじみの、トーマさんの第二詩集です。トーマさんは1982年浦添市生まれ。沖縄国際大学卒業後、東京で働きながら試作活動をされていましたが、同じく現在は沖縄で活躍中です。

 この本は現在、ボーダーインクさんからの到着待ちです! 読み終えたら感想を書きたいと思います。沖縄と東京の両方の地で書かれた詩の収められた詩集だそうです。

 また、「1999」同人による出版記念朗読会が催される模様です。
(以下はトーマさんのブログより転載)



『ひとりカレンダー』出版記念朗読会
沖縄の20代の詩人たちによるポエトリー・リーディング
5月23日(土)19:00~20:00
桜坂劇場 Cha-gwaテラス
チャージ:ワンドリンク制
出演:トーマ・ヒロコ、松永朋哉、伊波泰志、宮城隆尋



▽てぃーだスタッフによる紹介記事です
http://dailystaff.ti-da.net/e2345861.html

 参加された方は、ぜひレポートしてくださいね!